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ある社長様のお話

ある社長様のお話です。「社員は制度については何でも自由に決められると思っている。しかしこれは困る。確かに制度の構築には代表を参加させると言ったが、全てを代表に決めさせるわけではない。」とのこと。ごもっともです。ではなぜこうなってしまったのでしょうか?

それは最初のアナウンスの仕方でしょう。メンバーに検討してもらう範囲と経営陣が決定する範囲とをしっかり線引きして、あらかじめはっきりとアナウンスすべきでした。そうしないと社員が勘違いして過度の期待をいだいてしまいます。「制度の大枠、会社が求める人材ニーズ、教育の仕組み、評価の仕組みについてはメンバーに議論し決定してもらう。しかし、そこには経営陣の想いもある程度反映したい。それ以外の賃金や昇格昇進の仕組みついては、メンバーの意見を聞いた上で経営陣が決定したい。」と事前にアナウンスすればよかったのです。私自身も随分前に同じことで痛い目にあっています。制度構築前のアナウンスには皆さんも是非ご注意下さい。

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2008年02月12日 16:24に投稿されたエントリーのページです。

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