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評価者は本部、被評価者は出先にいるため行動が把握できない・・・

質問:評価者は本部にいるのに、被評価者は出先にいるため行動が把握できず評価に困っている。何か良い方法はないか?

回答:大手の企業や自治体の人事評価で時として目にする問題でもあります。本来評価者=上司であり、上司は部下の仕事を管理し指導育成に取り組まねばなりません。出先にいるために評価できないということは部下の仕事の管理も指導育成も放棄していると言わざるを得ません。これでは管理職失格です。評価以前に組織上の改善と管理職としての意識改革が必要でしょう。まずは、部下を管理監督するための仕組み作りが必要です。(部下から上司への報連相の仕組み作りなど)

次に人事評価のための情報提供者を任命しておくと良いでしょう。被評価者の近くで働いている方で、出来れば本人より上位職の人が好ましいと思います。注意すべき点はこの方に人事評価を代行してもらうのではなく、行動の事実のみを提供してもらうということです。そして提供された事実を面接の時に本人に確認をします。上司は本人からの普段の報告と提供された情報を元に、一定のタイミングで面接を実施し仕事の進捗状況やハードルの報告、それに対して指導アドバイスなどをすると同時に、提供者からの情報の事実確認を行い、それを根拠として人事評価を行ないます。

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2007年11月11日 04:44に投稿されたエントリーのページです。

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