目標管理制度の構築運用支援
  目標管理制度は年初に今年一年間の目標を決め、それを達成するために自己管理自己統制を行い、最後にその達成度を確認する仕組みです。目標管理を行う理由は3つあります。1つ目は個人目標と組織目標を関連付けることにより、個人目標達成の達成を組織目標の達成をつなげること。2つ目は個人目標達成のため本人が自己管理、自己統制すること。3つ目は個人目標と組織目標達成のためマネージャーとメンバーのコミュニケーションの頻度を上げ、組織マネジメントを充実させることです。したがって大きな目的としては前者の2つ、すなわち組織目標達成と本人の自己課管理・自己統制を図ることで、3つめの組織マネジメント充実は組織目標を達成するためにはコミュニケーションをとらざるを得ないため、結果として現れる副産物と言えます。

 この目標管理に取り組み始めた当初はなかなか上手くいかずに苦労しました。問題となったのは1.目標は上司が決めるか本人が決めるか、2.設定した目標が曖昧(ということは評価もいい加減)、3.目標数、4.目標の難易度が人によって大きく異なる、5.マネージャーがメンバーと面談をしない、6.日々の業務が忙しいため目標達成行動に時間が取れない、などでした。これらの課題は企業により異なりそれぞれ工夫しながら一つずつ解決してきました。このように目標管理は導入して即機能するというものではありません。一定の期間は試行し、めどがつたら本格的に導入という形を勧めます。


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